Appleの新型iPhone SE 4が、2025年3月に発表される可能性が高まっています。最新のリーク情報によれば、iPhone SE 4は6.1インチのOLEDディスプレイを採用し、デザインはiPhone 14に似たノッチ付きの画面になるとされています。
また、従来のLightningポートに代わりUSB-Cポートを搭載し、最新のA18チップや48メガピクセルのリアカメラを備えるとのことです。価格は499ドル（約6万5千円）からと予想されており、高性能ながら手頃な価格設定が魅力となりそうです。これらの情報はリークに基づくものであり、正式な発表を待つ必要があります。
iPhone SE 4のデザインは大幅進化へ—iPhone 14に近いスタイルを採用か
iPhone SE 4は、これまでのSEシリーズと異なり、より現代的なデザインを採用すると報じられています。過去のモデルはiPhone 8のデザインを流用していましたが、新モデルは6.1インチのディスプレイを備え、見た目がiPhone 14に近づく可能性が高いです。
また、物理的なホームボタンが廃止され、Face IDによる認証方式に移行することが有力視されています。これにより、画面の表示領域が広がり、動画視聴やゲームプレイの没入感が向上することが期待されます。さらに、ノッチ付きのディスプレイを採用しながらも、Dynamic Islandは搭載されないと見られており、iPhone 15シリーズとの差別化が図られる可能性があります。
一方で、新たにUSB-Cポートの導入が予想されており、Appleの他のデバイスとの互換性が向上するでしょう。EUの規制によりiPhone 15シリーズからUSB-Cが標準化されましたが、この流れはSEシリーズにも及ぶと考えられます。これにより、充電ケーブルの統一が進み、利便性が向上するでしょう。
iPhone SE 4のスペックと性能—A18チップ採用で大幅なパフォーマンス向上か
iPhone SEシリーズはこれまで、最新モデルよりも一世代前のチップを搭載してきました。しかし、iPhone SE 4では最新のA18チップを採用する可能性があり、性能面での大幅な向上が期待されています。
A18チップが搭載されると、処理速度の向上だけでなく、より高度なAI機能や画像処理能力の向上も見込まれます。Appleは「Apple Intelligence」と呼ばれるAI技術を開発中とされており、iPhone SE 4でも一部のAI機能が利用できる可能性があります。これにより、写真編集や音声アシスタントの精度向上が期待できるでしょう。
さらに、Appleが開発中の独自5Gモデムが搭載される可能性も報じられています。現在のiPhoneはQualcomm製のモデムを使用していますが、Appleが自社開発したモデムを搭載することで、バッテリー効率の向上や通信の安定性が期待されます。これが実現すれば、長時間の動画ストリーミングやオンラインゲームの快適さが増すでしょう。
価格と市場での立ち位置—手頃な価格帯を維持しながら競争力を強化
iPhone SE 4は、性能の向上が期待される一方で、価格がどのように設定されるかが注目されています。現行のiPhone SE（第3世代）は429ドルで販売されていますが、新モデルでは499ドル（約6万5千円）程度になると予想されています。
価格が上昇する可能性がある理由として、ディスプレイの大型化やOLED化、A18チップの採用などのアップグレードが挙げられます。しかし、それでもフラッグシップモデルと比較すれば、依然として手頃な価格であり、コストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。
また、現在のスマートフォン市場では、Google Pixel 7aやSamsung Galaxy A54など、手頃な価格帯のモデルが充実しており、iPhone SE 4はそれらと競争する形になります。Appleとしては、iPhone SE 4を通じてコストを抑えたいユーザー層を取り込みつつ、最新のiOS環境を提供することで、エコシステムの維持を図る狙いがあると考えられます。
正式発表まで詳細は不明ですが、iPhone SE 4がこれまでのSEシリーズを超える進化を遂げることは間違いなさそうです。今後の発表に注目が集まります。
Source：Digital Trends